学校ではどんな単語テストをしていますか?
おそらくは「英単語から日本語の意味を書く」「日本語から英単語を書く」「英語の説明を読んで英単語を書く」といったところでしょう。
ここで抜けるのが「音」です。
単語の綴りと意味だけを覚えて、発音やアクセントを正しく覚えていないということは少なくありません。国語で漢字を覚える時に、「読めないけれど、書けて意味がわかる」ということまずあり得ませんし、仮にあり得たとしても実用的ではありません。英語も同様です。
コアの単語テストは「英単語を読み、日本語で意味を1つ言う」ことから始まります。特に英語を読むのが苦手な生徒の場合は、「英単語を正しく読むだけ」からはじめる場合もあります。この時、意味はテキストを見ながら1つ言います。覚えようとしなくても、声に出して読むことは、記憶の定着につながるからです。
はじめから完ぺきを求めるのではなく、同じ単語に出会い、何度も声に出すことが重要です。特に最近の生徒たちは「短期記憶」に頼る傾向があります。その場で完ぺきにできても、次の週にはほとんど覚えていないようでは(時には授業終わりには忘れていることも…)、覚えた意味がありません。ここで「反復学習」がより重要になってくるのです。
コアでは1つの単語集を3~6周するカリキュラムになっています。
1週間で覚えてくる単語の数は学年や個人によりますが、目標に対して単語集全体を反復学習できるようにスケジュールを組みます。
また、テスト方法も反復を意識したものになっています。
上記にあげたように「英単語を読み、日本語で意味を1つ言う」テストを行いますが、この時に時間制限を設けます。
「25~35単語を45~60秒以内に読み上げる」タイムトライアル(TT)方式でテストします。
スピードを鍛える面もありますが、何よりも大切なのは「時間内に言えるようになるまで何度も声に出して読む」ことです。
読む単語テスト以外に、小・中学生はスペリングのテストもしています。
授業内で単語にかける時間は、見直しを含め20分以内を理想としています。
週1回2時間の授業を充実させるためには、宿題できちんと練習してくることが大前提となります。
画像は主に小・中学生が使う単語集「ACE」を6周するための進捗表です。
主に小学生入会の生徒さんに使用します。
色を塗ったり、シールを貼ったりしながら楽しんで進めることができます。
3周、6周を達成した生徒さんにはちょっとしたプレゼントも!?